2005-01-27
COLUMNBBS

 

パティ:M.ダックス
はじめに

2002年2月22日(金曜日)...悪夢の金曜日...我が家に激震が走った。

家族の一員であるミニチュアダックスのパティ(1996年12月28日生まれ 5歳2ヶ月 女の子)が突然、椎間板ヘルニアという病気に襲われた。

きっかけ(原因)は不明。朝、仕事に出かける前にハウス(ケージ)に入れて外出。夕方、戻ったときには下半身マヒで立てない状態になっていた。居ない間に何が起こったのか???

病院の先生に聞くと、椎間板ヘルニアは今まで元気にしていたのに突然腰が砕けて立てなくなることはよくあることだと...
人間で言う、ぎっくり腰のような状態で発症してしまった。

今回、私たちにとってとてもツライ体験で当初は現実を受け入れることが出来ないでいましたが、病気と直面しもっと頑張っているパティを見て、現実を直視しなければと思いました。2001年ミニチュアダックスの登録頭数は、122,589(家庭犬 3月号より)。他犬種に大きく溝をあけダントツ1位を突っ走っております。同じ犬種を持つ方、また同じ病気で苦しまれている方にとって、私たちの体験記が少しでもお役に立てれば。さらにはパティの記録を残すためにサイトを立ち上げることにしました。


椎間板
椎間板による神経の圧迫
椎間板ヘルニアについて

椎間板とは、脊椎(背骨)の骨と骨の間にはさまっていて、クッションの役割をしている組織です。(一種の軟骨のようなもの)その内部にある柔らかい組織が、外にはみ出した状態(椎間板が神経に向かって膨れた状態)を椎間板ヘルニアといい、それが神経を圧迫したり刺激したりして、神経痛の症状を引き起こします。ヘルニアは、背骨のなかでも動きの良い部分に起こりやすく、頸椎と腰椎に発症することがあります。

パティの場合、腰椎にヘルニアが発症し下半身の運動神経を圧迫したことによる麻痺が発症しました。運動神経は、脊椎の中でも外側に位置するもので、重度のヘルニアになると脊椎の内部にある知覚神経まで圧迫し痛みを感じる神経まで麻痺させてしまう場合もあるようです。 またヘルニアのレベルにより、排尿・排便まで自力で行うことが出来なくなってしまう場合もあります。

ここで重要なターニングポイントがあります。上記に述べたように運動神経の圧迫にある麻痺の場合、手術をした結果、元通り歩けるようになる確率は約50%。しかし痛覚まで圧迫され麻痺していた場合は、手術をしても約5%の確率でしか元に戻らないそうです。これはあくまでも一般論ですので、もちろんこれに限ったことではありません。

また椎間板ヘルニアになった場合、一刻も早い適切な処置が必要です。パティの場合は、下半身麻痺がわかった2/22(金曜)の夜に、レーザー処置と点滴(タガメット、ケフドール、Vit B,Cなど)を投与し、翌日もケフドール投薬とレーザー処置を施した後に手術を行いました。よって手術は24時間以内に行われたことになります。(手術が必要な場合は48時間以内に行われると良いようです。 )

手術に至る前には、全身麻酔に耐えられる体なのか?また本当に椎間板ヘルニアによる麻痺なのか?(場合によっては、椎間板ヘルニアではなく稀に癌が原因であることもあるようです)を調べるための検査を行いました。椎間板ヘルニアかどうかの検査は、椎間板に造影剤を入れる椎間板造影検査を行います。これは全身麻酔を行ったうえで、椎間板に造影剤を注入しエックス線撮影する方法です。 そしてこの検査を受けた上で、どの部分の椎間板が突出しているか特定し手術に入ります。


手術跡
手術部アップ
手術&入院生活

手術は約1時間〜2時間ほどで終わります。手術内容は、神経を圧迫している椎間板を切除するものです。そのため背中の部分の毛を全て剃り、10センチ〜20センチ近く切開します。(手術後に切除した椎間板を見せてもらいました。量が多くてビックリ)

手術後は、パティの場合、1週間の入院をしました。その間、右前足より点滴を行っておりました。稀に家に戻る子もいるそうですが、家だと犬がわがままになり暴れてしまって傷口が開いてしまう場合もあるそうです。また入院の場合も、ミニチュアダックスはとても寂しがり屋の犬種のため稀に飼い主さんと離れてしまうことによって夜中に鳴き続けて余計悪い結果になる場合は、早期の退院もありうるようです。

幸いパティの場合は、外面がとても良かった為、大人しく病院のケージの中に1週間おりました。(すっかり病院の先生になついてしまい、尻尾を振って喜んでいたとか...)

食事は翌日から通常の食事をさせてもらってました。ドライでも缶詰でも良いそうですが、食いつきを考えて缶詰を1日1缶食べていたようです。

1週間後に退院し、抜糸は手術後10日経ってからになります。その後は、家で温泉浴のリハビリを気長に続けていきます。ついつい元に戻ることを願いすぎてせっかちになってしまいそうですが、早い子でも元に戻るには1ヶ月ほど要するそうです。遅い子は1年後という場合もあるようなので、焦らず気長に無理をさせないように続けていくしかありません。

手術後の生活ですが、椎間板ヘルニアは手術をしたから再発しないというわけではないので今まで以上に過度な運動を差し控えた方が良いようです。またミニチュアダックスの場合、非常に陽気なので嬉しくて飛び上がったり、家のソファや段差、階段の上り下りを平気でする子が多いですが、これは良くないようです。そういう意味でこれからの生活をどうしていくか今一度考えなければいけません。(続きはCOLUMNをご覧下さい)

今回お世話になった病院:中山獣医科病院
〒630-8342 奈良県奈良市南袋町6-1 Tel 0742-25-0007 Fax 0742-25-0005
診察時間:月〜土 9:00〜12:00、16:00〜19:00 日、祝日 10:00〜12:00、14:00〜17:00
休診日:木曜日 但し10:00〜12:00、14:00〜17:00 は救急外来受付けています

 

お断り:あくまでも我が家の体験に基づき素人が執筆しているものですので過ちや間違った認識・見解の部分もありうります。詳しいご相談並びに対処は専門の先生の指示に従ってください。